美髪作りのこだわり

美髪作りを行う上でのこだわりや考え方を記事に書きたいと思います。

最終ゴールは、自宅で美髪が保てることに重きをおいています。

6年間髪のお医者さんとして髪の毛に悩みを持たれている方に接してきて感じたことや、経験をもとに出来上がった美髪メソッド。

  • 自分の髪の毛キレイにならないんじゃないか?
  • 髪の毛がバサバサだと老けて見える
  • 白髪染めや縮毛矯正の繰り返しで髪の毛がボロボロ
  • 結婚式があるので、キレイな髪の毛になりたい。(写真も残るので)
  • 髪の毛伸ばしたい!でも傷みがひどかったり、髪の毛が切れて伸ばせない

等キレイになりたい目的は色々ですが上記のようなことを解消したいって方が県外からもお越し頂いています。

現在はコロナで県外からは減りましたが。

それぐらい悩みを深く感じている方がいてるという事実。

このような方のお役に立てるよう試行錯誤を繰り返しで来ました。

女性の方からよく聞く2つの言葉

  1. なぜ、どこに行っても、何をやっても思うような美髪にならないのか?
  2. なぜ、美容室の帰りはキレイなのに自宅では美髪が保てないのか?

 

上記の2つのなぜ?と真剣に向き合いました。

 

1、に関しては、お客様の悩みに対する原因が間違っているため対策が間違い結果が出ない。

例えば、髪の表面のアホ毛が目立つのが気になる。アホ毛をなくしたいって場合の原因はドライヤーのあて方なのですが、髪質が悪いと思い良いトリートメントを探す。

表面に短い毛はほとんどの方があります、ドライヤーの風を下からあてると短い毛が立ちアホ毛に見えます。

逆に、ドライヤの風を上からあてると短い毛が目立たなくなりアホ毛がわかりずらくなります。

原因がドライヤーのあて方であればドライヤーのあて方を変えないといけません。よいトリートメントやっても解決しません。

一例ですが、このような感じが意外に多いです。

これを解決するため、カウンセリングに重きをおき、ヒヤリングから的確に原因を見つけ正しい対策のご提案を行うことにより解決してきましたます。

ダメージ毛やエイジング毛に対しては、薬剤をつける前に疑似的に健康な状態にしてから薬剤をつけると

ダメージが少なく薬剤が髪の中にキレイに入っていきます。

以前メーカーさんと話していてきづいたことがあります。

どこに行ってもうまくいかない方がご来店されるパターンが多くマニュアルどうりにやってもうまくいかない方が多いように感じますというと

メーカーさんからの回答は、商品開発するときに使う毛束は健康毛で行うことが原因ですね。

私が、美容師になった35年前は、薬剤もあまりよくなくストレートパーマも自分たちで髪質に合わせてパーマ液とメリケン粉を混ぜて行っていました。

くせの強さに合わせてなので必然的にうまい美容師さんは人気者でした。今思えばパネルをたくさん張って重たかったなって懐かしく感じます。(わかる人にはわかる話です)

薬剤も急速によくなり誰がやっても結果が出るような薬剤が人気が出てあまり髪質に対してどうこうという考える必要がなくなりマニュアル化して

現在は、お客様の髪の状態も様々でマニュアルでは難しくなってきてるようにも感じます。

薬剤も塗って何分おくから手で触ったり見たりして判断する、職人的要素が必要になってきていることを痛感しています。

特に、髪にダメージを負った方がご来店いただくのでこのように感じるのかもしれません。

話がそれましたが、ダメージ毛やエイジング毛の方で髪の毛をキレイにしたい方には、

 

毛染め+トリートメントから

 

疑似的に健康な状態(ベースづくり)+毛染め+※中間処理+※後処理の工程が適しています。

 

 

〇ベースづくりは、髪の毛のダメージを最小限に抑えるため行う工程

 

〇中間処理は、髪の毛が膨潤しているのを引き締めたり、アルカリや過酸化水素を髪の毛に残さない処理を行なったり、

 アルカリに傾いたのを弱酸性に戻したり、毛染めでしたら色が入ったら元の良い状態に戻す工程

 

〇後処理は、栄養を入れたり、疑似キューティクルを作ったりします。

 

初めてご来店するほとんどの方が私の髪の毛じゃないみたいって感じます。

ベースづくり、中間処理、後処理と今までやっていなかったことを行うので

結果も違ってきます。

あと考え方が皆さんと少し違うところも結果が違う原因だと思います。

ご自宅で美髪を作るうえで大切なことが、3つあります。

  1. 髪の毛にダメージを与えない
  2. 失われた栄養を補給する
  3. 髪の正しい乾かし方を行う

この3つをバランスよく行うことが大切です。

そのためお客様と美容師の協力関係で必要になります、

ホームケアや髪の乾かし方を正しく行っていただく必要があります。

 

どのような役割分担が必要なのか?

 

1.に関しては

美容師は、薬剤による痛みを最小限に抑えながら結果を出す。

お客様には、ホームケアを痛みを最小限に抑えながら正しいホームケアを習慣づけていただく

2に関しては

美容師さん必要な栄養をしっかり髪の内部に入れる。

お客様には、入れた栄養がすぐ抜けないよう正しいホームケアを行っていただく。

3に関しては

お客様に正しい髪の乾かし方、ツヤの出る乾かし方を習得していただく

美容師は、お客様ができるようになるようサポートする

一般的には、髪の毛をキレイにする場合に考えることは、プラスの事が多いです。

トリートメントを行う。よいシャンプーを使う等

これも大切です。

でも美髪を作るうえで一番大切なことはマイナスの痛めないことです。

 

痛みを最小限に抑えながらトリートメントを行ったり、良い商品を使うと

結果が全然違います。

 

このような考えからできたのが、髪質改善メニューです。

前処理、中間処理、後処理を行います。

 

色を入れたりくせを伸ばしたりするだけじゃなく、髪質をきれいにしながら色を入れたりくせを伸ばしたりしたい方に

最適なメニューになっています。

 

現在お客様のニーズが多様化してきているためすべての方に満足を与えることがむつかしく

髪質をきれいにしたい方に特化した考え方、メニュー構成になっています。